RubyKaigi 2013 三日目

二日目が終わって宿に戻り、晩飯を食べたらすぐに寝てしまった。夜中に起きてアニメ見たり日記を書いたり風呂に入ったりしていたりしたら朝になってしまい、そのまま出発。
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早めに出たので時間に余裕はあったが、キャリーケースを置く場所を探すのに一苦労。結局東京テレポート駅SUICAが使えるロッカーを使った。
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ちなみに宿はRubyKaigi 2013のウェブサイトでも紹介されていたホテルサンルート有明でした。いつもつかう浅草のビジネスホテルと一日に付き+1000円くらいで泊まれたので、場所や設備の割に安かったという印象。コミケ時期は予約でいっぱいだろうけど他のタイミングでまた使ってみたいな。

早めに会場入りしたら、スタッフの皆さんが記念撮影してた。

10:00

朝一はAsync programming is all about programming synchronously。咳さんファンなのでw あと、スライドのフッターに僕のコメントを入れていただいたので、それを確認するためにも遅刻はできないな、と。
キューで同期とかシングルスレッドで複数待つ処理とかは、自分の経験した仕事と重ね合わせて聞いていた。
次はIf you do not enter the tiger's cave, you will not catch its cub: Objects, DCI, and Programming。DCI (data context interaction)のお話ということで、その場で色々と単語をググりながら話を聞いた。
castと聞くとついCやC++のcastを思い出しちゃうんだけど、それはどちらかというと(自分はdynamic_castは使わないので)オブジェクトから型を剥がす方向で、DCIはオブジェクトに型をかぶせることで別の型とみなすような感じ、と理解してる(間違ってると思うけど)。ただRubyそれを実装するのに従来の方法よりよりよい方法があるよねってのが今回の話、かな(自信なし)。

11:00

4階へ移り、Aホールの話を
聞いていたが、正直意識が朦朧としていてほとんど覚えてません。すみません… なんかあちこちウロウロしていた気はします。

12:00

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12時より少し前にheroku弁当の配布が始まったので、そのまま弁当タイムへ突入。三日間美味しいお弁当をありがとうございました。
マイクロソフト提供のフリードリンクも連日大変助かりました。感謝。

13:30

昼一はBe a library developer!。ライブラリを作ることを経験することで、よりよいソフトウェアを書くことが出来るようになるのではないか、という提案。想像ではなく(経験をした上で)思い出すこと。
実はRubyKaigi 2006のとあるセッションで須藤さんの隣りに座ったことがあって、当時須藤さんのことはすでに知っていたのでえらく緊張した覚えがある(そちらに顔を向けられないほど)。今ならもっと緊張する自信あるねw
次はBeyond Ruby。冒頭の「XXXを書いたことがないなら座る」はえらく笑った。Newspeakは初めて知った。

14:30

Bホールへ移ったが人で一杯だったので、4階へ移動しようとしたところ咳さんを発見。少しだけ話をさせていただいた。これだけでRubyKaigiに来た甲斐がありました。

4階でうとうとしつつもBホールの様子を見る。
TRICK (Transcendental Ruby Imbroglio Contest for rubyKaigi)。個人的には音が出る作品のインパクトが強いので遠藤さんの"Most Classic"が好きですね。まあそれよりも、上位3作品がRubyリポジトリにcommitされて、次回Ruby配布物に同梱されることの方がよっぽどインパクトがありましたがw

15:30

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ジュンク堂の横で高橋征義さんによる「このコンピュータ書がすごい! RubyKaigi版」が始まった。色んな本のおすすめポイントがものすごい勢いで語られていて、なんかお得感満載なトークでした。これを聞く人だかりもすごかった。
お昼時かこの時間帯か忘れたが、WEB+DB PRESS Vol.74を買った。RubyMotionの連載に興味がある。最近になってiOSだけじゃなくてMac OS Xにも対応したってところがより気になるところ。

WEB+DB PRESS Vol.74

WEB+DB PRESS Vol.74

16:00

Bホールで卜部さんによるRuby 1.8.7話。Ruby 1.8.7へ黙祷を捧げたり、commitログからcommiterの専門分野の偏りや頻度を見るグラフなど興味深かった。
次はAホールへ移ったが1階は満員っぽかったので、今回はじめて二階へ上がった。
Contributing to Ruby。ドキュメント関連のcommitでお見かけする方。以前、QA@ITでのやりとり*1からRubyへコメントの修正パッチを報告したことがあって、そのパッチをcommitしていただいた。

17:00

トリはFight with Diversityakrさんらしく淡々とした語り口で、ndbmライブラリの多岐にわたるライブラリへの対応についての苦労話をされていました。以前のSEGVといい、socketといい(これはRubyだけじゃなくて各OSへの報告も含むか)、今回のndbmといい、akrさんの粘り強い作業にはただただすごいとしか言えない。
…などと書いてますが、会場ではもう船を漕ぎまくってました。ホントもうスミマセン…

18:00

クロージングも終わり、RubyKaigi 2013も無事終了。お疲れ様でした。
キャリーケースを預けていた東京テレポート駅から品川へ移動、品川駅構内でEX予約を使って座席指定で新幹線を予約、そのまま名古屋へ戻りました。自宅付近はちょうど西枇杷島の花火大会の後だからか、人が賑わっていました。

ひとこと

眠気が三日間で一番ひどくて大変でしたが、なんとか無事三日間参加し終えられてホッとしてます。
こういう大きなイベントって自分は他にはCEDECくらいしか参加したことがありませんが、CEDECは仕事で行くのと自分の専門分野で参加するのでかなり真剣に話を聞きに行ったりあれこれ考えることが多くて必死感が強いのですが、RubyKaigiはそれよりはゆるいスタンスで参加できるのでとても気軽でよかったです(この辺は仕事によるのでしょうね)。あとはセッションを聞かない自由(4階やホワイエでひたすらプログラムしたりだべったりとか)というのもアリなのだなあ、とか。
とまあ、かなり満足度が高かったです。来年以降参加できるかどうかはわかりませんが、せめて今回の様な節々での参加は可能な限り続けていきたいです。
スタッフやスポンサー、参加者の皆さん、お疲れ様でした!