RubyKaigi 2013 二日目

昨日変な時間に寝てしまい、夜中に起きてそのまま変なテンションで日記を書いた。その後一旦寝て起きたら時間ギリギリで、ゆりかもめに乗るつもりがTWRの駅の改札くぐったり、青梅駅通過後に大きく曲がって会場から離れていくんじゃないかとハラハラしたりしながら、なんとか予定(11:00)より10分ちょい遅れて到着。

11:00〜

Bホールが満員ぽかったので4階の電源部屋で Shrink to Grow の発表を聞きながら涼む。mruby.shいつも読んでます。次回のRubyKaigiはもっとmrubyの話題が増えると良いな。
Webruby: Now you can write your favorite Ruby code for the browser! 。mrubyってこういう広がりが早い段階からあるのが面白いよね。周辺のツールなりライブラリが揃っているというのもあるんだろうけど、やっぱり実現する人はすごい。

12:00〜

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本日もheroku弁当を頂いた。ありがとうございます。今日は数が多かったらしく弁当のおかわりもOKだったらしい。
今日もつい書籍を買ってしまった。今日買ったのはartonさんの「10日でおぼえるC#入門教室」。現在C#を勉強中なので参考にしたい。

10日でおぼえるC#入門教室 (10日でおぼえるシリーズ)

10日でおぼえるC#入門教室 (10日でおぼえるシリーズ)

「あなたがRubyを好きな理由」を尋ねられたので以下のように呟いた:

13:30〜

Aホールにて、キーノート前のクックパッドの紹介。昔は単なるレシピサイトという印象だったが、今ではすっかりRubyをガンガン使う会社というイメージ。
キーノートは Concurrency in Ruby: In search of inspirationRubyで並行処理を行う場合の注意点や対策について(で良いのかな)。内容をしっかり理解したわけではないが、スライドにコードがたくさん使われていたのは助かった。
基本的にはRubyにかぎらず、日頃使っているC++でもスレッドを使う時に気をつけることと似ている印象。発表中Twitterなどではもっと根本的に直すべきみたいなツッコミが入れられてて、まあそうかもなあなどと思ったり。AtomicReferenceは丁度昨日kazuhoさんの Kazuho@Cybozu Labs: スレッド間で共有する変数のアクセス権制御を C++ コンパイラで強制する方法 という記事を読んでいて、自分にはわりとナウな話題だった。

14:30〜

Ruby on Windows -- the past, the present, and the futureWindows版のお話。会社では日頃mswin64版を利用しているので、ひっそり感謝しつつ興味深く拝聴した。mswin版はRuby本体だけではなく、ビルドの際に利用するconfigure.batなど周辺のものも他のプラットフォームと同様に使えるようすごく整えられているので、いつもすごいと思いながら使っている。
次に How NougakuDo connect Windows Azure and Rails Application 。前半はWindows Azure上でartonプロダクトの能楽堂を利用する話、後半はゲームサーバーサービスというサービスの話。後半が急に自分の業界と近い話になって内心喜んでたりw。
Windows Azureのような重量課金制のサービスってわりと本気で使う気にならないともったいないような気がして未だに試したことがないが、興味はあるのでいつか試してみたい(仕事として)。後半のゲームサーバーサービスも興味があるので後で調べる。
こういうサーバーを使った機能を自前でも用意出来ればいいんだけど、未だにそういうのに苦手意識があるので(特に規模的な話で)、その辺を何とかできないかなと日頃から考えてはいる。Windows上で開発できて、そのままの感覚でサーバー上でも動かせる環境というのはわりとうちの会社的にも理想的(というか他のプラットフォームを利用した途端、自分以外の人がメンテ不能になりかねない)なんだよね。今のところプラットフォーマーの用意してくれているサービスを利用する形で実現できることしかしていないので(サーバー云々というのは)今すぐ必要な技術ではないけど、将来的に自前でもそういうことができるということパブリッシャーにも言えるようになるのは重要なので、密かに勉強するしかないのです、はい。

15:30〜

Aホールでウトウトしながら次の発表を待つ。

16:00〜

まずは Ruby's GC 2.0GCの話。GCの説明のグラフに@mamiと出た途端聴衆が一斉に察したのは面白かった(もちろんその後期待通りの流れと結末に)。bitmap markingは今回の説明でようやく理解できた(と思う)。
次は CRuby Committers Who's Who in 2013 と題した、主なコミッターの方々の紹介。単なる紹介にとどまらず、日々Rubyのコミットログを眺めて日記で解説している近永さんならではの内容だった。svnさんが紹介されてウケたw

17:00〜

ライトニングトークはすべて英語で発表されててビビった。一つ一つの内容をメモりそこねたのが残念だが、どの発表も興味深く面白かったと記憶している。

18:00〜

Ruby Committers vs. the Worldと題した、コミッター集合写真撮影会からのQ&A回。主に青木さん貫禄の登場、外堀が埋められていくusaさん、スクリーンに映し出された「お前ら質問しないとこのままつらい時間が続くぞ」的なメッセージが印象に残っている。あと、以前GitHubリポジトリ(ruby/ruby)は参照用だと思っていたがプルリクエストを普通に受け入れているようなのでsvnリポジトリとどう折り合いをつけているのかと思ったら、わりと大変らしいことはわかった(その後svnからgitへの移行話などがでて結構でかい話題に)。
以前からruby-devなどを読んでいて、コミッター同士のやりとりとかが時折すごくギスギスした雰囲気に感じられるのが苦手なんだけど、こうして集まって話をしている様子を見るとそんなことも忘れてしまうなあ、などと思った。あと、こうして面と向かって話すことでいろいろ決まることもあるよなあ、とか(以前から言われてることではあるが)。
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19:30からのGitHubのdrinkupには参加せず、帰りしなにガンダムの写真を撮った後、宿に戻った。
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ひとこと

mrubyとWindows絡みの話が聞けたし、全体的にわりと満足した。明日は名古屋に戻るので手荷物が増えるし、遅刻しないようにしたい…。明日も頑張る。